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2011年12月30日 (金)

ウルトラライトハイキング

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土屋智哉、「ウルトラライトハイキング」。

フカマチ推薦のスルーハイカーのためのコンセプトブック。

 

アメリカのロングトレイルなどの文化に触れ、

(数千キロを4~5か月かけて踏破する)

その思想、実践編としてその装備について述べている。

単純に、山登り装備を軽量化したいと思ったんだけど、

自然に対するインパクトを軽減する、

という哲学の部分に特に共感する。

 

準備万端、フル装備、でいけば、

当然便利ではあるんだけど、

荷物が重く、行動範囲も限られる。

本当に必要な道具は何かを突き詰めていくと、

ある程度、自然の状況も受け入れなければいけないが、

その分、自然に対して解放されているというか、親和性を感じられると思う。

山登りの醍醐味も、やっぱりそこなんだろうな。

ハードなクライミングより、コチラの方がしっくりくる。

 

アイガー北壁なんかは、憧れるだけにしておこう(笑)。

 

 

 

 

2011年12月27日 (火)

潜む意図

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姫路の物件。

中庭を囲む、およそロの字の平屋。まわりは田んぼなど。

 

これはもう、手癖の範疇だと思うけど、

架構だけみていると、空間のプロポーションに作意があるような、ないような。

実際は、

中庭と室内は、どのように向き合うか、

を考えたとき、垂れ壁(と庇)で内外を区切り、

それで、大開口だけど、少し距離感があり、

「室内」としての落ち着きを作っている、と。

ほー。


2011年12月26日 (月)

高熱隧道

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吉村昭、「高熱隧道(ずいどう)」。

黒部ダムの記録。

司馬遼太郎(1923年生まれ)と同世代、

吉村昭(1927年生まれ)の渾身のノンフィクション。

割と自由に創作が入る司馬センセと違い、

徹底的に一次資料を調べ上げるお人。

 

もともとは、2008年秋に岳メンバーで下の廊下を踏破していたので、

記録123など)関心をもっただけだったのだが、

いかんせん、歴史に残る難工事(=三百余名がお亡くなりになった)

を綿密に描写するもんだから、

読み終えて、結構どんよりしてしまった、、、。

一方で、現場監督目線の小説なので、監督って大変やな、と。

 

 

2011年12月20日 (火)

目覚め

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クリストファー・ノーラン監督「インセプション」で、

ディカプリオらが深層心理から目覚めるときの合図にしていた曲が、

「水にながして」。

そういえば、持っていたなと思い、

朝の目覚ましにしてみる。

 

虚構か現実かわからん的なことで、

朝からニンマリ。

 

 

 

 

 

2011年12月17日 (土)

上と下

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北山の物件。

鉄骨の床ができる。

 

鉄骨の「下界」が、案外、空間として面白い。

「斜面はそのままに、

地形には依存しない水平面があって、人の空間として使わせてもらい、

屋根は斜面のメタファーを引き受けて、また地形に返す」

という趣旨の建築家の言葉をちょっと感じる。

2011年12月16日 (金)

遷幸の儀

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春日大社、遷幸の儀。

深夜0時に始まる行事。

「若宮様をお旅所へお遷し申しあげる神秘の行事。写真撮影は禁止です。(by春日大社)」

なので、本写真は終了後の夜空(真っ暗)。

 

明かりをすべて消した状態でスタート。

暗闇のなか、松明がまず進んでいき、

そのあと、全員が「オー、オー」という声を出しながら、

御神体を何重にも囲んで、移動していく。

 

そういえば、「闇」という字には「音」が入っている。

白川静、「字訓」:

   、、、音は言に従う。言は辛(はり)と祝詞(のりと)を収める器の形のサイに従うて、

   神に祈ることをいう。その器を廟門において、神の応答を待つ。神の訪れは、

   夜更けた暗黒のときに、ひそかな「音づれ」として示されるのである。そのように

   ひそかに暗示されるものを音という。 、、、

 

神事っていいなあ、としみじみ(笑)。

2011年12月13日 (火)

窓の大きさ

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百舌鳥(もず)の物件。

 

建築面積が25m2程度の小さな物件。

スキップフロアで、上下の開口が同時に見えたりすると、

「窓でかっ」などと思う。

 

狭いので、そもそも「窓近っ」なのだけど。。。

それでも、基礎工事の段階から比べると、

信じられないくらい、広く感じる。

スキップてすごいな。計算は大変やけど。

 

 

 

2011年12月11日 (日)

京都検定

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京都検定を受験。

あっさり玉砕。

 

敗因は、べらぼうに出題範囲が広いことだ。

mndの得意分野は、戦国時代と明治維新前後(司馬史観)、

ってそりゃダメだわな。

 

ただ、iphoneアプリでお勉強するのは、結構、楽しい。

来年もトライする。

ターゲットを二級→三級に変更するけど(笑)。

 

 

2011年11月27日 (日)

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「西都教会」、設計:魚谷繁礼建築研究所、構造:Sキューブ。

四角いブランの上に、方形屋根が乗っている、というシンプルなプラン。

自然光が白い天井に反射して室内に入ってくるのだけれど、

その光源は見えない。写真は、その見上げ。

 

粒子の荒い(=毛深い)素材の方が、

光の状態を視認しやすかった、とも思うが、

本件は、漆喰でツルッとしていて、

光の明暗の差が、上記画像よりもっと少ない。

方向性をパッと漂白した、白い空間。

そうすると、形態はもう少し問われてもよいように思った。

 

 

鉄による美術館の野生化

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兵庫県立美術館、「榎忠展」最終日にすべり込み。

鉄の歴史は戦争の歴史だったなぁ、などと思う。

いずれにしても、物量に圧倒される。

溶鉱炉から出た塊そのものの、Bloomのくぼみを指して、

「ほら、お尻の穴みたいでしょ!(by榎さん)」とか、

感じたことのない物質感が楽しい。

美術館の床が抜けないかをチェックしただけなのに、

図録に名前を入れてもらう。やったー。

 

 

 

 

 


2011年11月22日 (火)

沢マン

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加賀谷哲朗、「沢田マンション超一級資料」。

修論が下敷き、ということなので、

ちと論考は辛気くさいが、

観察の部分は確かに「超一級資料」かも。

見に行きたい、と強く思わせる。

 

合法でない部分などは、ちょっと困るかもしれないけれど、

もともとは、オーナーの人柄をたより、

訳アリの母子家庭、DVから逃げてきた人、被生活保護ギリの人などなど、

確かに社会から必要とされる駆け込み寺的としても存在していた、

という事実は考えさせられる。

 

建築の存在意義ってなんだ、つって。

 

 

2011年11月20日 (日)

dig つったら、、、。

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「dig in the sky」、設計:アルファヴィル、構造:Sキューブ。

dig っつったら、ディグダグ(ファミコンゲーム、、、古っ)だが、

3つのボリュームが隙間を挟んで浮いていて、

隣のボリュームとは細い通路/階段でつながっている。

居室は、単なる「箱」にまで還元されていて、

移動するという空間体験だけが、印象に残る。

 

この写真の一週間後にGAの撮影予定とか。

やばくないっすか??

2011年11月15日 (火)

建築とは何か

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藤森照信、「建築とは何か」。

 

氏の言説はできるだけ読んでおきたい、

とはいうものの、エクスナレッジなので、

過去、雑誌に掲載した文章を再録したのみで、

書き下ろしはナシ。

したがって、半分以上は、雑誌の方で持っている。

 

少なくとも藤森センセは、

建築のイロハについて述べている訳ではないので、

「最高の入門書!」の帯書き、もうちょっと考えなさい、

と、指摘しておこう(笑)。

 

ちょいちょい、藤森さんの別の著書「人類と建築の歴史」が引用されており、

そちらのサイドストーリー的には読める。

あっちは、mndの書庫でも相当上位に入る名著。続編に期待。

 

2011年11月10日 (木)

4/5か??

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北山の物件。

 

おもむろに斜面に打たれた杭。住宅の基礎部分。

道路からしか杭が打てない、

その道路も傾いている(←これがムズイ)。

なので、近畿圏の杭屋には軒並み断られ、

mnd事務所でも、工事の難易度maxの物件だったのだけど、

この業者(東京)は、「んー、難易度は5段階の4ですね。」

と涼しい顔。

もともとは、土留め工事屋さんなので、

「そもそも、斜面地しかやってない」んだそうです。

やるねぇ。

2011年11月 7日 (月)

オルジアティ

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オルジャティが母校に来る、ということで、聴講にゆく。

いくつかの質疑応答のなかで、興味深かったのは、

彼が「方位を考えない」と言い出したこと。

今年の春休みに、彼の建築もいくつか見たが、

固有の、超然とした、空間の質のヒミツにつながる気がする。

「コンテクストのための建築ではなく、

建築によってそのコンテクストがよくなる、と考えている」

とも。

あー、なんか僕がスイスっぽいと思っている建築って、

こういうことだったのかも、と妙に腑に落ちた。

結構、これは有意義だったぞ。

2011年11月 3日 (木)

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無事、引き起こし完了。

いくつか、地元新聞やニュースで取り上げられました(12345

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前日、家成さんと東北に前乗りし、深夜まで作業(のお手伝い)。

廃材を主に使って、DIYショップで手に入る材料で補強し、

寝かせた状態で制作した高さ13mの灯台(現地から見える、

実際にある灯台を模している。本物の方は、現在立ち入ることはできない。)

を人力だけで引き起こす、アートイベント。

計算には乗らないことと、

他意はないんだけど「素人作業」だけで、

高さ13mのものを建てるのがちと不安で、

結構、大変な工事になっちゃった。

(万が一、倒壊しだしたときのために、クレーンも出動。

実際は出番はなかった。ほっ。)

 

いつも加藤さんの作品にかかわっているベテラン集団が、

手が早く超優秀だったことと、

地元の親切な大工さんや土建屋のおじさん達も協力を惜しまなかったので、

二重、三重の安全策が講じられたのが良かった。

 

「アクシデント」は許されないんだけど、

もうちょっと前提条件を詰めていれば、

ぐっと簡略化できたなー、などと、

イベント後、内部に入り損傷の具合を観察しながら考える。

彼の作品の中で、過去最強の強度のものを作ってしまったカモ(笑)。

 

 

2011年10月27日 (木)

カンポバエザ

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2009のギャラ間での展覧会の時の本だけど、

いまになって、まじまじと読んでみる。

「ステレオトミックとテクトニック」というキーワードで、

自身の設計をクリアに説明している。

フランプトンによっているところはあるのだろうけど、

意外と論理的なんだな。

「建築形態のそれ以上還元できない本質としての構造の構成単位」

のあたり、構造の授業でこういうのをやりたいなー、なんて。

 

 

2011年10月24日 (月)

スターウォーズ

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スターウォーズ、コンプリート・サーガ、ブルーレイ。

現代人の必須アイテムとして、大人買いしたわけだが、

最近になって、「ブループリント(設計図面集、写真右)」なるものが出ることを知る。

これは危険だぞ。やばいぞ。でかいぞ。

欲しいなー。

だれかもってねーかなー。

 

 

 

2011年10月20日 (木)

引き起こし1

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いわき市へ。

アーティストの加藤翼さんのプロジェクトにお呼ばれする。

約2か月前に調査で来たときは

ただ茫然自失のまま、むなしく帰京したが、

ずっと心に引っかかっていたので、

お話をいただいたときは、二つ返事で応諾。

ただ、締切多数のこの時期、

スケジュール調整できてないぞ??

 

 

2011年10月19日 (水)

細っ!

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東北行きの前日、

ちょいと東京で途中下車。

銀座線外苑駅、降りてすぐ、

「フォーラムエンジニアリング青山ビル」。設計:谷口吉生。

フレームが無人の上階へ行くと、闇夜に消えていく(本当にこう見える)。

スラブや天井のおさまり、梁と柱の見せ方、

細い、ちゅうのをうまく見せるので、まだこんな方法があったか、

としばし観察。むむむ。